家族葬のあとの喪中はがき、誰に何枚出すか迷ったら

家族葬のあとの喪中はがき、誰に何枚出すか迷ったら

ニュースの概要

家族葬で故人を見送った家庭が、年末に向けて喪中はがきを誰に何枚出すのかを整理した解説記事が話題になっています。家族葬では参列者が限られるため、訃報を知らない親戚や友人、仕事関係者が多く残ります。そのため喪中はがきが、訃報を初めて伝える手段にもなります。記事では、郵便局の喪中はがきの早期割引が11月11日までであることにも触れ、年賀状を出す相手を基準に送付先を洗い出す考え方が紹介されています。十月下旬のいま、準備を始める時期に入っています。

引用元: 家族葬後の喪中はがきは「誰に・何枚?」早期割引は11月11日まで《郵便局》 (LIMO)(Yahoo!ニュース)

分析・見解

家族葬だからこそ喪中はがきの役割が重くなる

喪中はがきの本来の目的は、新年の挨拶を控えることをお知らせする「年賀欠礼」です。しかし家族葬の場合、もう一つの役割が加わります。訃報そのものを知らせる役割です。

一般葬なら、通夜や告別式に来た人は故人の逝去を知っています。家族葬ではそうはいきません。参列者が数人から二十人ほどに絞られるため、年賀状をやり取りする相手の大半は、何も知らないままです。

送る相手は年賀状の宛名帳から逆算する

実務で一番確実なのは、昨年に年賀状を出した相手と、今年届いた年賀状の差出人を並べる方法です。この名簿が出発点になります。

そこから、すでに訃報を伝えて弔問を受けた人を外します。直接会って事情を話した親戚や近しい友人には、改めて欠礼状を出さなくても失礼にはなりません。ただし、年賀状のやり取りを毎年続けている間柄なら、念のため出しておくほうが安心です。

仕事関係は判断が分かれます。故人の死亡を会社に知らせる義務はなく、取引先に出す必要は基本的にありません。付き合いの深さに応じて、本人が決めてよい部分です。

枚数は名簿の人数に一割ほどの余裕を足す

枚数の目安は、名簿の宛名数に予備を足した数です。書き損じや、後から思い出した相手に備えて、一割ほどの余裕を見ておくと慌てません。

家族の人数が多い場合は、世帯ごとに一枚にまとめるか、連名にするかも決めておきます。連名にすれば枚数は減りますが、宛名書きは手間が増えます。

郵便局の早期割引は、印刷を頼む場合の価格に関わります。十一月十一日までに注文を済ませれば費用を抑えられます。枚数を確定させる作業を、その前に終えておく必要があります。

差出人を誰にするか、続柄をどう書くか

意外に迷うのが差出人です。亡くなったのが配偶者の場合は、残された本人の名前で出します。高齢の親が亡くなった場合は、子の名前で出すのが一般的です。

本文には、故人の続柄、没年月日、享年を書きます。ただし家族葬では、死因や葬儀の詳細まで伝える必要はありません。あっさりした文面でも、十分に気持ちは伝わります。

「家族葬で見送りました」と一言添える家庭も増えています。後日、弔問や香典を辞退する意思を示すことにもなり、受け取る側の戸惑いを減らせます。

ビジネスへの影響

葬儀後の連絡業務は、家族の大きな負担になる

家族葬は費用や気苦労を抑えられる反面、葬儀後に連絡業務が後ろ倒しになります。弔問の対応、香典返しの手配、喪中はがきの作成が一気に押し寄せるためです。

葬祭事業者にとって、この「葬儀の後」は新しいサービスの余地です。宛名名簿の整理や文面案の提案、印刷の代行までを一括で請け負えば、家族の手間は大きく減ります。葬儀の見積もりに含めるか、アフターサポートとして案内するかは、事業者の方針しだいです。

郵便局や印刷会社との連携で提案力が上がる

早期割引は十一月十一日までと、期限が明確です。事業者が毎年この時期に案内を出せば、遺族の役に立ちます。

期限を意識した案内として、十月中に名簿づくりを始め、十一月上旬に注文を終えるという段取りを示すと、利用者は動きやすくなります。印刷会社と提携して、葬儀の担当者が喪中はがきの相談窓口になる形も考えられます。

企業側は社員の訃報時の扱いも見直したい

従業員が家族を亡くした場合、会社はどこまで関わるかも整理が必要です。香典や弔慰金の規程だけでなく、喪中はがきの時期に合わせた配慮が考えられます。例えば、年末の繁忙期に休暇を取りやすくする、取引先への年賀欠礼の連絡を本人の希望に沿って代行するといった対応です。

家族葬が増えるほど、周囲に知られない訃報も増えます。気づかないまま年賀状を出してしまうことを防ぐためにも、本人が望む範囲で情報を共有できる窓口を、社内に用意しておくと安心です。

関連記事

[PR]